年を重ねるほど、健康に生きる喜びを知って欲しい。

沖縄県名護市北部・やんばるに位置する屋我地島は、羽地内海と東シナ海をのぞむ珊瑚礁の島です。 小島や岩が点在し、その景観から「沖縄の松島」とも呼ばれています。そんな屋我地島が、私の生まれ故郷です。

屋我地島は、沖縄県製塩業発祥の地とされ、約400年の歴史を有します。 そこは、家族総出で塩炊きをする風景が日常としてありました。 私にとっても、屋我地島の塩＝屋我地マースはとても身近な存在でした。

沖縄では、正月料理の定番として豚肉が欠かせません。 正月前のしきたりとして豚を解体し、塩だけで保存し、お盆まで大事に残して、祝い事の日にふるまわれていました。 冷蔵庫がなく、長期的な保存がむずかしい時代、鼻の先から尻尾まで余すことなく、最後までおいしくいただくために、塩が用いられたのです。

そんな幼き頃の思い出がずっと心にあり、いつか屋我地島で「塩」を作る仕事がしたいと考えていました。 そうして誕生した「屋我地島の塩」は、鉄分やミネラルを豊富に含み、ほんのり甘みを感じる、身体にやさしい塩です。

はじめてから22年。飽食といわれるほど豊かになった現代だからこそ、“健康に生きる”大切さを考えて欲しいと思いながら、塩作りを続けています。

さらに塩以外にも、アンチエイジングや免疫力アップ、さまざまな疾病の改善治癒効果が期待できると言われる「モリンガ」を使った健康食品作りにも注力。青汁やお茶などの商品販売に加え、食品や美容関係メーカーさま、商社さまからの、受託加工、原料販売のご依頼にも対応しています。

これからも、恵まれた沖縄の風土を生かした健康食品作りにこだわり、皆さんの生き生きとした暮らしを支えたいというのが私の願いです。